春の定番パターンといえば、バチ抜けパターンです。産卵後のシーバスが荒食いする春の爆釣パターンをお楽しみください。
今回、シーバスフィッシングにおけるバチ抜けルアーの活用シーン、使用方法、おすすめのルアーに関してご紹介させていただこうと思います。
目次
バチ抜けとは
バチとは
バチとは、イソメ・ゴカイ類の総称です。
クネクネしたミミズのような生き物が水面をウヨウヨしたり、ボウフラみたいな小さい生き物が水中をクルクルしたりと様々です。(正直気持悪いです。)
このバチが、シーバスにとってお菓子のような食べ物になります。
バチが抜けるとは
バチが抜ける=産卵のためにバチが地面から水中・水面へ這い上がってくることを言います。
バチ抜けルアーの活用シーン
どういった時にバチ抜けを使用するのか?バチ抜けの活用シーンについて、ご紹介していきたいと思います。
場所
場所は、河川や河口、運河になります。そういった場所からバチが抜けて海へ流れていきます。そのため、流れがあるポイントが重要になります。
橋の明暗部が一級ポイントになります。下げのタイミングで明部から暗部へルアーを流すのがセオリーです。シーバスが暗部でバチが流れてくるのを待っているような状態ですので、普通に食ってきます。
水深
主に汽水域を狙うので、水深は深くありません。
水質
水質は、あまり濁っていない方が反応がいいと記憶しています。濁っている場合は、アピール系のルアーでシーバスに気付いてもらえるよう工夫しましょう。
シーズン
関東では、2月中旬~5月上旬ですが、関西では、3月下旬~6月上旬です。
これは、実際に釣りをした経験を元に、釣れ始めた期間を記載しています。なので、バチ抜けが始まるのは実際にはもっと(1ヶ月ほど)早いです。ただ、バチがほとんど抜けていないので釣るのは難しいです。
また、バチが抜けすぎると引っかかって釣りにならず、絶対値も多いのでヒットする確率が激減します。ちょうどいいくらいの抜け感が爆釣の鍵になります。
天気
雨が降っていない時の方が釣果が良い印象です。ゴミが流れない程度の雨であれば、そこまで釣果に影響することはありません。
時間帯
日没後に満潮から潮が引き始めてから、2時間後までがゴールデンタイムだと思っています。(実際は10分くらいが時合です。ただ、いつ時合が来るか分からないので早めにポイントへ入ることをおすすめします。)
出典:シーバスのルアー釣り
バチパターンは、潮の影響を受けやすく、大潮が重要になります。(筆者は大潮の日にしか行かない年もあるほどです。)
とは言っても2週間毎に来る大潮は待てない、日程が合わないといった方は、これまで紹介した活用シーンをご参考に釣りに行っていただけたらと思います。
バチ抜けルアーの使用方法
バチ抜けルアーは、デッドスローのただ巻きだけで良いです。下手にルアーを動かすとすぐに見切られてしまいます。
表層〜低層まで、反応がいいレンジに合わせて引いてもらえたらいいですが、バチ抜けルアーは表層で引き波を立ててアピールするのがとても得意です。たまにローリングベイトのように独特な振動でバチを演出するルアーは存在しますが。バチ抜け特化型ルアーの場合は、表層メインで効率良く探っていくことをおすすめします。
バチ抜けおすすめルアー
今回、厳選した3種類のおすすめルアーをご紹介します。
ジャクソン にょろにょろ 10.5cm
ジャクソンのにょろにょろです。シーバスのバチ抜けパターンでは正直これさえあれば事足りるくらい、バチ抜けの最強ルアーです。
にょろにょろに限った話ではありませんが、特別なアクションは不要です。ゆっくり水面を引いてくるだけです。
デュオ ベイルーフ マニック95
マニック 95です。個人的に透けギーゴピンクベリー、湾岸レッドのカラーがおすすめです。バチっぽい色とキラキラ系を揃えておくといい感じです。湾岸レッドに関しては、TOP画像にも使用させてもらいました。
関東、関西のいずれの場所においても、にょろにょろとマニックがあれば、だいたいどちらかのルアーには反応する印象です。
ガイア エリア10 EVO
エリア10 EVOです。にょろにょろ、マニックと比べると魚っぽい形をしていますが、かなり釣れます。本物のバチのような引き波がいい感じにたちます。関西より関東のイメージが強いですが、大阪湾のシーバスにも高実績のルアーになります。
まとめ
以上、バチ抜けルアーの活用シーン、使用方法、おすすめのルアーをご紹介してきました。バチ抜けパターンを始めてみてはいかがでしょうか。産卵後のシーバスが荒食いする春の爆釣パターンをお楽しみください。