春はバチ抜けパターンだけではありません。アミパターンの攻略こそが春をもっと楽しくさせるカギになるはずです。
今回、シーバスフィッシングにおけるアミパターンの有効シーン、ルアーの使用方法、おすすめのルアーに関してご紹介させていただこうと思います。
目次
アミとは
出典:Wikipedia
アミとは、非常に小さな動物性プランクトン(イサザアミやヨコエビなど)の総称です。大きさは、せいぜい1cmほどです。
アミパターンの有効シーン
どういった時がアミパターンが有効なのか?アミパターンの有効シーンについて、ご紹介していきたいと思います。
場所
港湾や河口・河川の汽水域です。アミは常夜灯に集まりやすいため、漁港や橋脚の明暗部を引いてくると暗部でアミを待ち構えているシーバスに有効です。また、バチと同様に遊泳力が低いため、シーバスが追って捕食することはありません。流れてくるアミを効率よく捕食します。そのため、流れのヨレを狙うのがセオリーになります。
水深
水深は特にありませんが、狙うレンジとして、アミが居るレンジを狙う必要があります。それは日によって、場所によって異なります。ただ、遊泳力が低いアミが何度も違うレンジを行き来するということは考えにくいため、レンジキープしやすいルアーを使用する必要があります。反応がいいレンジを攻め続けることを意識してください。
水質
濁りすぎていなければ、あまり水質に影響を受けることはありません。まあ多少濁っているくらいがちょうどいいです。
シーズン
地域にもよりますが、基本的にアミパターンは冬(12月)〜春(5月)まで楽しむことができます。
天気
雨後が良い印象です。塩分濃度が多少下がったくらいどうってことないような印象です。なぜなら、雨の影響でアミの捕食対象である植物性プランクトンが大量に発生するからです。
時間帯
時間帯は、夜が基本です。日中はアミがいないわけではありませんが、ルアーにはほとんど反応せず、エサやワームなどでないと釣り上げるのは困難です。
アミパターンのルアー使用方法
アミパターンに使用するルアーは、とにかく流れに乗せることが重要になります。何度も記載している通り、アミは遊泳力が低いため、シーバスは流れてくるアミを捕食しています。そのため、河川でのドリフトが効果的になります。
実はアミパターンを攻略するのは難しいと言われています。その理由は、以下動画からわかるように、アミは群れているためです。アミを擬したサイズのワームやルアーを投げても大量にアミがいるため、ヒットしづらいのです。サイズを大きくしてアピールすることや、アミを捕食しているポイントへ着実に飛ばせるルアーを使用するなど工夫が必要になります。
アミパターンおすすめルアー
今回、厳選した3種類のおすすめルアーをご紹介します。
バレーヒル(ValleyHill) ミノー 邪道 スーサン 75
デッドスローでもある程度レンジキープをしてくれます。サイズが小さいのに圧倒的な飛距離のため、普通なら届かない流れのヨレも攻めることができるため、アミパターンに有効です。特にアクションは不要で、ただ巻きだけでシーバスが反応するため、様々なポイントで活躍します。
エクリプス(ECLIPSE) ルアー バリッド70ヘビーウェイト
飛距離が欲しい時に使用します。バイブレーションなので、結構沈むため、底付近にいるアミの場合に効果的です。日中は早巻きでイワシを演出することが可能ですが、スローに巻いても絶妙な震え具合でアミを捕食しているシーバスにアピールすることが可能になります。結構汎用的ですので、筆者もお気に入りです。
アムズデザイン(ima) ミノー ピース S 80mm 15g
ピース100の能力をそのまま受け継いでサイズダウンしました。このサイズでも飛距離が出せ、遠距離から表層を引くことが可能です。絶妙なS字スラロームも発生させ、ドリフトにも向いています。
まとめ
以上、アミパターンの有効シーン、ルアーの使用方法、おすすめのルアーをご紹介してきました。アミパターンの攻略こそが春をもっと楽しくさせるカギになるはずです。産卵から回復したシーバスが体力回復の為に荒食いするこのシーズンを存分にお楽しみください。